RA山口理事からのお知らせ

こんにちは。RA山口理事の大井です。今回、中国五県持ち回り寄稿の最後を山口県が担当します。私は、一昨年2022年(令和4年)3月末をもって、山口県の審判委員長を退任しました。2007年から15年間、東北大震災の年の山口国体など、貴重な経験・多くの出会いをいただきました。ありがとうございました。このたび山口県審判協会の理事を務めるにあたり、これまでの審判委員会とは違った「距離と角度」から審判仲間に関わらせていただこうと思います。

1.RA山口とは何ぞや?

 まず、改めて審判協会の目的や役割を考えてみました。

【参考】

<日本サッカー審判協会HPより>

〇「日本サッカー審判協会」設立趣旨 昭和59年(1984年)721日 発起人一同

☆「審判員仲間による私的な横の構造からなる組織であるが故に、自由で柔軟な機能を持ちうることから、審判委員会の機能を補完し補強する役割を果たしうるものとして存在価値を有しているのであろう。」

☆「自らの努力で審判の地位、資質の一層の向上を図るとともに、審判員相互の連絡共同を密にして、日本サッカー発展のために寄与せんことをここに決意する次第である。」

〇会員について

「RAJは、日本のサッカー、フットサル審判また審判指導者の地位の向上、会員相互の親睦、審判技術の向上を図るために、(公財)日本サッカー協会審判委員会との緊密な連携のもと、日本サッカー発展のために作られた組織です。

ぜひお誘い合わせのうえRAJにご加入ください。また審判以外の方でも、審判に関心を持っていらっしゃる方(または団体)は、賛助会員として加入できます。」

<RAちばHPより>

「毎月の会報配信や月例イベントを通して、審判仲間を増やし、共にスキルアップを目指しましょう。」

月例会報誌「RAちば」を発行(WEB発行)

月例イベント

 ・トレセン

 ・競技規則勉強会(オンライン)

 ・フットサル

 ・座談会

20241月号 会長 片桐正広氏

RAちばは、今少しずつ仲間が増えています。RA活動が審判を愛好する仲間の役立つ存在となり、お互いの豊かな充実した人生を歩まれる助け合いの活動として行けたらと思います。さあ、令和6年のRAちばの活動も皆さんの豊かな人生の拠り所、生活の一部としての楽しいものになると素敵だと思います。

以上を参考にしながら、審判委員会と審判協会の相違点や「棲み分け」について考えてみました。これまで山口県審判委員会として実施してきた活動のうち、RA山口の活動に該当するもの、またRA山口独自の新たな事業を実施するとしたら、何があるかと思いをめぐらした時に、十数年間にわたり毎月実施している「下関トレーニング」をはじめとする「山口県レフェリーキャンパス」はRAちばの月例イベントと共通するものとしてここに取り上げ、紹介したいと思います。

2.山口県レフェリーキャンパス「下関トレーニング」

(1)きっかけ

 2011年の山口国体開催にあたり、私が山口県審判委員長になった2007年、隣県の大分県開催の国体のプレ大会である全国社会人大会に、10月中旬、審判委員会執行部メンバー3名で視察に行きました。1012日(金)に実施された体力テスト:150mインターバル走((150m+50m)×20回、35秒/45秒)で、地元2級審判員に不合格者が出て、派遣1級審判員に負担がかかる事態を目の当たりにしました。翌20089月下旬の大分国体に5人で視察に行った際、大分県審判委員会では、この1年間、毎月1回各地区で体力チェックを実施して本番に備えたとお聞きしました。山口県でも2級審判員の増員(特に女子)と資質向上を図らなければ国体のスムーズな運営はできないと危機感を強めました。

 早速2009年から山口県審判委員会として、月に1回程度、平日の19時から県内3地区で担当を決めて体力トレーニングを実施する計画を立て、中央(山口・防府)、東部(岩国・周南)、西部(宇部・下関)の3地区にある、陸上競技場や学校のグラウンド、公園の遊歩道や駐車場などで(150m+50m)×20本を走りました。

 結局、国体での大会前の体力テストは無くなり、山口県審判委員会としてのトレーニング事業としては終了しました。このころから、JFAによるRカレッジ、審判トレセン、Rアカデミー、プール審判員などの施策が積極的に行われ、JFAや中国協会の取り組みのため2級以上の上級者の審判員やインストラクターの組織的な強化が充実した半面、県内の34級の審判員・インストラクターの普及や底上げのための山口県審判委員会独自の講習会・研修会が、手薄になったように思います。さらに更新講習会がJFAラーニングで行われ、これまで県内の多くの場所で実地に行ってきた講習会実施負担が軽減されたものの、審判研修が不十分で審判レベルに格差が生じてしまったようにも感じています。

 県内の上級者による自らが受講した研修の伝達講習会やトップレベルが行っているトレーニングを、県内各地区で実施するなど、近場で自由参加、参加資格も制限なしで、無理のないように開催できる場があれば、審判委員会の数々の施策を補完して、県内の審判関係者のレベルアップやニーズに応えられるのではと思いました。

 審判協会の役割はここにあるのではと考え、国体以後も有志で続けている「下関トレーニング」をはじめ、各地区での取り組みを、RA山口による「レフェリーキャンパス」と名付けて、気軽に誰もが参加できる審判研修会・トレーニングの場と位置付けました。

(1)下関

20235月(セービング陸上競技場)審判仲間と家族、職場等の知人だれでも歓迎

202310月 満月の下、立派な陸上競技場で「老若男女」時間と空間を共有。

▶2019年12月29日 (唐戸親水緑地公園)

令和元年最後の下関レフェリーキャンパスは、下関陸上競技場が年末休業のため、久しぶりに関門海峡沿いの唐戸親水緑地公園でインターバル40本:1級基準(75mダッシュ+25mウォーク)×40本を行いました。

コロナ禍で公共施設閉鎖の時にもよく利用。

 2011年の山口国体に向けて、はじめられた下関での体力トレーニングは今年で10年になりました。毎月末に1回、小笠原明さんと吉田哲朗さんのお世話で続いています。以前は大きな大会の前日には「フィジカルチェック」があったので、「全社」や「国体」で山口県審判員全員が合格して割当が受けられるようにという目的だったと思います。ストレッチや体幹トレーニング、YO-YOテストやステップワークのフィジカルトレーニングなど、時には体育館でも実施してきました。地道に続けられたお二人に感謝です。

 18時から下関市内の居酒屋で忘年会。級に関係なく、審判仲間、トレーニング仲間で語り合い、日ごろの疲れを吹き飛ばすことができました。「全少」のインストラクター研修に1224日から本日まで6日間も鹿児島に行っていた杉山崇さんが帰途参加してくれたのをはじめ、大分のFリーグを終えての石原薫さん、福山でのチームの遠征帰りの藤田亮さん、その他みんな家庭やその他の事情(大掃除をして奥さんの機嫌をとっての参加など)をかかえながらも、審判活動と同様、都合をつけて集まってくれたと思います。

 来年もよろしくお願いします。(文責:大井卓也)

<下関の観光名所の中の唐戸親水緑地公園にて>

写真左上「春帆楼」(下関条約締結で有名な老舗旅館)、右上に安徳天皇を祭る「赤間神宮」も見える。

 

<忘年会>恒例の「じゃんけん・あっちむいてほい」大会、もれなく豪華景品あり。

(2)宇部

2018年4月17日 ユーピーアールスタジアム(宇部市野球場)第2会議室

講義内容

1.「4/14プリンスリーグ分析」(内田康博氏)

2.「ステップアップのための指導方法」(黒田敏文)

3.「アジリティー」「加速のテクニック&パワーポジション」(石原薫氏)

20191225日(宇部市西部体育館)YO=YOテストなどフィジカル実践

(3)岩国

2019914日(愛宕山スポーツコンプレックス55フィールド)

 岩国市サッカー協会の月1回の合同トレーニングの場をお借りして、中国サッカー協会の2級昇級1次試験を実施。フィジカルテスト(40m走、インターバル走)。フィールド内では岩国市の少年チームの全少の予選が行われ、宮部智之氏がタブレットで撮影した映像をもとに岩国の審判仲間(10名くらい)がレフェリング分析をされていました。

 受験したラッセルさん(山口県)、宮本連君と藤岡慶梧君(広島県・高校3年生)3名とも合格で2次試験に進み、後日見事2級に昇級されました。テスターの齋藤真二さん、石原薫さん、取りまとめの宮部範久さん、競技規則テスト英訳サポートの吉田哲朗さん、そして会場運営・ラッセルさん対応の宮部智之さん、その他この特別審査に御協力いただいた皆様に感謝。(文責:大井卓也)

3.「下関トレーニング」参加者の「想い」

〇Mさん(50代男性、3級審判員)

昨日も、楽しく参加できました。

・友人に誘われて参加しましたが、2級の方の体力には恐れ入りました。毎回、感じてます。でも、なんとか離れないように頑張る事で、やりがいを感じています。

・審判活動での質問も何度かさせて頂きました。 皆さん、経験豊富なので、とても勉強になります。

・いろんな場所で、審判活動をご一緒する時に遠慮することなくコミニュケーションが取りやすいです。

〇Sさん(50代女性、2級審判員、3級インストラクター)

私がこのトレーニングに参加するようになって何年目でしょうか。当初は10周走れていましたが、今は9周がやっとです。サッカーシャツ、短パン、ソックスとランニングシューズ、格好だけは一人前ですが走る方はお粗末で恐縮です。とにかく続けることが大事と理屈をつけて自分に言い聞かせながらやっています。あと何年続けられるかわかりませんが、出来るところまで参加させていただこうと思っています。
 以前シューズが破れてきたので新しい靴を買いにヒマラヤに行きました。うちの人が靴は足を守るものだからいい物を買いなさい、お金は出してあげるからと、アシックスのハイスペックの靴を買いました。こんな上等な靴は、私にはもったいない、フルマラソンに出る訳でもないのにと思いながら。でも買ってしまったので、やっぱり走らないと、通勤とかで履いていたのでは靴に失礼だな、と思い、休日とかも時々走るようにしています。上等な靴なのでそう簡単に破れることはありません。私がリタイアするのが先か、靴がくたびれるのが先か。この決着はまだまだ当分先になりそうです。