RA山口 「B-EAR」レフェリー無線~無償トライアル~制度の利用報告

7月下旬、藤田亮・プール審判員から、主審の「動きとポジショニング」の研修にRAJの事業の一つ・「B-EAR」レフェリー無線~無償トライアル~制度を利用したいという要望があり、早速RAJホームページの「お問い合わせ」フォームにてその旨を連絡したところ、松崎康弘・専務理事から直接メールをいただき「ちょうど空いている」ということで、とんとん拍子に事が進んで、8月4日(日)のJ2・レノファのトレーニングマッチでの使用に間に合うよう発送していただき、7月31日(水)には大井の自宅にトランクケースが届きました。

▶1セット5台

※現在、この無線機は「ひっぱりだこ」のようで、8月4日(日)使用後、直ちに富山県の田中厚さん宛てに送りました。維新みらいふスタジアムのすぐ近くにヤマト運輸があって、翌日着の便に間に合いました。北信越のユース大会を利用した審判研修会に利用されるそうです。例年、和倉温泉周辺の競技場(人工芝)で実施されている大会は、地震のために大きな被害を受けて使用できないため、「何とか、開催を」という主催者の元・金沢星稜高校監督の河崎先生のご尽力で、金沢市内の大学の人工芝ピッチを借りて開催されるそうです。大会の盛会と震災の復興を祈念したいと思います。

▶2024年(令和6年)8月4日(日)
維新みらいふスタジアム(山口市)
山口県審判委員会プール審判員強化研修会
☆J2レノファ山口vs大分トリニータのトレーニングマッチ
10時キックオフ90分ゲームを利用

▶☆当日は無料開放で、多くのサポーターの応援あり!
中央のオレンジの座席に陣取っているのが、山口県審判関係者。

▶【審判員】左から柳林謙吾(副審2)、藤田亮(主審)、山本健一(副審1)
※全員2級審判員  ◎無線機を着用しています

 審判員3名が無線機を装着、内田INSが主として主審の「動きとポジショニング」について無線機を使用して、スタジアム中央の高所から指導。音声はよく聞こえたようで、指導に従って動きや身体の向き、視野の改善が随時なされていた。

▶イヤホン装着の様子

 後半途中からにわか雨が降り、汗と雨でイヤフォンを耳に留めていたテープが剥がれ、イヤフォンが耳から外れやすく、業務に支障があった。

 無線機を使用した審判および指導助言は2級審判員にとって初めての経験であったが、タイムリーな指導を受けて実感できたと感想を述べている。実践的なトレーニングのために、非常に効果のある道具であると好評であった。

▶スタンドからフィールドにリアルタイムで指示が可能

 RAJの制度を利用するにあたり、藤田亮氏はRAJの会員となりました。前RA山口理事の内田康博氏がこの無線機無償貸し出しの制度を藤田氏に紹介してくれたことから、今回の研修会が実現しました。

▶審判控室にて振り返り

その他、RAJでは『ホイッスル』の発行、交流会+懇親会、オンラインイベント、若手審判員の海外派遣支援、「相談窓口」、JFL/なでしこ審判観戦研修などの事業があって、積極的に活用することで審判活動に励みや楽しみが膨らむと思われます。

 これを機会にRA山口の会員が増加して、幅広い審判仲間とともに、生きがいの一つとなる審判ライフが実現出来たらよいと思います。なお、下関トレーニングをはじめ、各地区でこれまで実施している取り組みもお忘れなく。

◎2024年度新会員:藤田亮さん、北川喜久さん、石原薫さん(3名)

加入方法は日本審判協会または中国審判協会(RA山口もリンク)のホームページに入会フォームが掲載されていますのでご利用ください。簡単です。よろしくお願いします。

RA山口理事・大井卓也