RA中国での活動報告
岡山県
田口 新
RA中国では、1月25日(土)にエディオンピースウイング広島で行われた皇后杯決勝戦の観戦と懇親会、26日(日)に中国レフェリーカンファレンスを開催しました。
皇后杯決勝戦では浦和vs新潟のWEリーグを牽引するチーム同士のハイレベルな試合展開と、試合を担当された4氏のレフェリングを学びながら試合を楽しむことができました。その夜に行われた懇親会では、JFA扇谷審判委員長、試合を担当された山下良美さんと坊薗真琴さんをお迎えし、貴重な意見交換や親睦の場となりました。また、RA北信越の田中厚さんからも能登半島地震による支援への御礼と被災地の現状をお話しいただき、サッカー界の互いを助け合うつながりの強さとサッカーができることの感謝を改めて感じることができました。
翌26日(日)の中国レフェリーカンファレンスでは、「女子審判員の活躍できる中国地域」をテーマにJFA扇谷審判委員長、秋江審判部長からJFAの1級女子審判員の現状と今後について、取り組みや審判員に求められることをお話しいただいたり、中国の女子部長米村さんによる女子審判員に対する今年度の活動報告がありました。現在中国では、各県で女子の審判トレセンを行っており、審判に興味を持ってもらうこと、始めるきっかけづくりに力を入れています。
また、1級に昇級した岡山県の友宗菜月さんによる1級昇級の報告では、苦手としていたフィットネステストの合格基準に達するまでのトレーニングの努力と向き合う姿勢について、参加者の多くが学びとなり、感銘を受ける内容でした。また、山下さんと坊薗さんとのトークセッションでは、審判を始めたきっかけから現在に至るまでの経験についてや、試合に向けての日々の過ごした方や参加されたFIFA・AFCの大会での裏話、参加者からも活発に質問が出るなど盛りだくさんの内容でした。
RA中国では、このような懇親会とレフェリーカンファレンスを毎年中国審判委員会と協同で行っています。年々参加者が増加しており、現役審判員や指導者の垣根を越えてたくさんの交流を持てる貴重な場となっています。今後も審判に携わる人々のつながりをさらに強固なものとし、中国地域からサッカー界の発展に寄与できるよう活動してまいります。
(田口)