選手と共に最高の
試合を創るために
〜ユース審判員としての経験と抱負〜
岡山県 岡山理科大学所属 2級審判員 内田恭平
1.審判を始めた頃
私は中学2年生の時、所属していたサッカー部全員で4級審判員の資格を取得しました。当初は部活動の一環としてのスタートでしたが、審判の立場から試合に携わる中で、ルールを深く知ることの重要性を実感するようになりました。
翌年、審判活動の奥深さに気づき始めた私に、父が3級への挑戦を勧めてくれました。その言葉に背中を押され、中学3年生で3級資格を取得しました。ただ「ルールを適用する」だけでなく、より高いレベルで試合を支えたいという自覚が芽生えた瞬間でした。
高校3年生の時には2級審判員に昇級し、夏に行われたルーキーカップや冬の全日本U-12サッカー選手権大会 という大きな舞台へ派遣していただく貴重な機会を得ました。全国レベルのスピード感や緊張感の中で笛を吹いた経験は、私の審判人生において大きな財産とると思います。

2.実際にレフェリングしてみて
実際に審判員としてピッチに立つ中で強く実感したのは、「審判の役割は、ただ機械的にルールを適用することではない」ということです。はじめたて頃は、選手とあまり仲良くできませんでした。常にムスッとしていて選手から見たらこんな審判は嫌だったのではないかと思います。
経験を重ねながら意識し始めたことは、選手とのコミュニケーションと試合のコントロールです。激しいプレーの中でも、選手が納得できるよう適切な声をかけ、リスペクトの精神を持って接することで、お互いに信頼関係を築きながら試合を創り上げる大切さを学びました。
また、判定が難しい「グレーゾーン」をできるだけ少なくし、誰もが納得できる一貫性のあるジャッジを目指すことに難しさとやりがいも感じています。選手が迷いなく、全力でプレーに集中できる環境を整えることこそが、審判員としての本当の役割だと考えています。
3.今後の目標(抱負)
今後は、より幅広いカテゴリーの試合を担当する中で、レフェリングの技術をさらに磨いていきたいと考えています。
私の最終的な目標は、ピッチ上の選手はもちろん、観客やベンチも含めた「試合に関わる全員が納得できるレフェリング」です。そのために、常に謙虚な姿勢で学び続け、どんな試合でも信頼して任せてもらえる審判員を目指して挑戦を続けていきます。
また、一番近い目標として1級に昇級する事のを目指して頑張りたいと思います。

4.伝えたいこと
私自身もまだまだ未熟で、日々勉強の毎日ですが後輩のユース審判員の皆さんに伝えたいのは、「最初の一歩を大切に、そして周囲の支えを力に変えてほしい」ということです。
私も最初は部活動全員での取得がきっかけでしたが、父の勧めや先生方の指導、そしてピッチでの経験を通じて、審判の本当の面白さに気づくことができました。最初は判断に迷ったり、失敗したりすることもあるかもしれません。しかし、ミスを恐れず、一試合一試合に全力で向き合うことで、必ず自分自身の成長に繋がります。審判という立場からサッカーに深く関わることは、競技への理解を深めるだけでなく、人間としても大きく成長させてくれます。皆さんも、自分なりの目標を見つけ、楽しみながら活動を続けてください。共に頑張りましょう。
2級審判員 内田恭平