審判を取りまく
環境の充実
そして島根県の発展へ

島根県審判委員長
角田裕之

 この4月より島根県サッカー協会審判委員長を務めさせていただいております、角田裕之です。

 日頃より、中国サッカー審判協会の皆様をはじめ、審判員およびインストラクターの皆様、そして審判に関わる活動をサポートいただいている皆様のご支援ご協力に厚く御礼申し上げます。

 今年も早いもので残すところ3か月となりました。Jリーグをはじめ、地域リーグ、県リーグ等、どのリーグも佳境に入り、競技に関わる誰もが一年で最も熱の入る日々を迎えております。併せて本年の競技規則の改正も施行され、特にGKの8秒ルールなどの適用により、よりスピーディでタフな試合展開となってきたと実感しているとこです。

 さて、そのような中ではありますが、審判界全体の環境がどんどん恵まれてきているなということを改めて感じる今日この頃です。年々、試合会場では審判活動に専念できる状況が、運営の方をはじめいろいろな方のご支援により整えられています。恵まれた試合環境で審判活動ができるなど、審判のステータスが高まってきているのは、他ならぬこれまでの諸先輩方のご尽力のおかげであると、深く敬意を表するところです。

 さらに試合会場ばかりでなく近年特に恵まれ、充実していると感じているのが各所で開催されます研修会や講演会です。コロナ禍を経て我々の生活にはWebでのコミュニケーションが日常に加わり、これまで参集が当たり前であった研修会等が、Webでも開催されるようになり、一気にその機会が増してきました。併せて、資格取得や養成講習会もブラッシュアップが図られており、今後ますます受講する機会に恵まれていくと感じます。ここ中国サッカー審判委員会においても近いところでは池内PRや高崎PRの講演など、毎月のようにトップの世界の話を聞くことができたり、また研修会においても多くの仲間の皆さんと意見等を交わす機会が定期的に催されています。このように審判員およびインストラクターが成長していくチャンスが大幅に増え、本当にありがたい限りと感じるところです。今後もこれらのチャンスを積極的に活かし、自身を磨き、中国、そして日本サッカーのレベルアップと充実に貢献していければと思う次第です。

 このように審判界を取り巻く環境が益々上向いている今、この上昇気流にのっていかないといけないのが、島根県審判委員会であります。島根県審判委員会の現況は皆さんもご承知の通り、決して満足のできる状況ではないのが正直なところです。実働審判員およびインストラクター数は十分とはいえず、上級審判員数とともにかなりの伸びしろのある状況です。そしてこの状況の要因ともいえ、かつ最も危惧しているのは、審判の認知度や価値が今一つ高まっていないことと感じています。「する」「見る」「支える」と現代スポーツでは多様な関わり方がフォーカスされ、それぞれの価値が高まりをみせる時代において「支える」の代表的な存在である「審判」も今後益々の成長が見込まれていくと考えます。そのためにまずはこのサッカー審判員というものを一般の方を含めた多くの人に認知してもらうために、島根県でも審判の様子について積極的に発信していく必要があると考えています。また、島根県では5年後の2030年に国民スポーツ大会の開催が決まっております。島根県のスポーツの発展、島根県サッカー界の発展にはまたとない機会であり、今後はより積極的なアクションによる成長を図っていくと同時に、その使命を感じるところです

 ご承知の通り島根県は全国で46番目に人口の多い県であります。人と人が結びつきやすく、お互いのことをよく知ることのできる環境です。このポジティブな要素を最大限に活かし、島根らしく発展していきたいと思います。引き続き皆様方のご指導のほどよろしくお願いします。